Bullet Train ブレットトレイン。ブラピの新作、舞台は日本の新幹線。



あらすじ(英語のみで鑑賞しているので細かいとこはちょっと自信ありません)

復帰したものの、やっぱ引退しようかな?と気弱な殺し屋レディバグ(ブラピ)。気乗りのしない仕事を引き受ける。東京駅須発の新幹線の中で、シルバーのブリーフケースを盗み出し、次の停車駅で降りると言う簡単なもの。けれど、その新幹線にはレディバグに因縁を持つ殺し屋が 次々と乗車してくる。訳もわからず、襲い掛かられ応戦するレディバグ。降りるに降りられなく、列車は京都に向かう。彼は無事司令を全うすることができるのか。


と、一応あらすじ書きましたが、

はっきり言ってあらすじは最初から最後まであまり重要ではありません。

ハイテク新幹線という限られた空間の中での攻防戦を楽しむ映画です。

エピローグから漢字がスクリーンに配され、

ブラピがカタコトのお礼 アリガトウ と答えると、画面にそのまま大きく写されます。




海外から見た漢字は非常にクールに感じられるようです。

新幹線の内部は静かで、機内販売が充実していて、

バーカウンターの車両は優雅に描かれています。

新幹線へのリスペクトが感じられ、

こんなじゃないのになーと思いつつも悪い気ははしません。

その一方、メガネで低身長で融通のきかない

検札係の描かれ方は典型的なステレオタイプ。

どっかで見た顔だと思ったら、




HEROSのマシ・オカでした。

これがびっくりするほど歳をとってなくて、アジア人は若いなー、

と感心していたら、




真田広之がすっかりおじいちゃんでびっくり。

アジア人も色々ですね笑。


とにかく冒頭から、ハリウッドから見たかっこいい日本のイメージを

これでもかというほど詰め込んだ作りとなっていまして、

最新鋭の新幹線がすごい勢いで駅に到着するわ、

ヤクザはいまだに刀で戦うわ、

ゆるキャラ車両があるわ、

お約束の変な富士山出てくるわ。



バレットトレインの中で出てくる、モモンガのゆるキャラ、ももちゃん。


女子高生の殺し屋は全身ピンクで、ロリータ文化。



こんな濃いキャラいる訳ないわ、

なんてのは思っても口に出すのは野暮というもの。

これは一種のファンタジーなんです。


とはいえ、記されているジャンルで言ったら、この作品はアクションコメディ。

狭い空間でその場にあるものを使っての戦闘は、キレがありながらも非常にコミカル。




そのくせ、切ったり(刀やナイフ)撃ったり(銃やマシンガン)の

人体損壊シーンがやたらと派手。

タランティーノの『キル・ビル』みたいな演出で

血飛沫ピュー!顔の半分無くなったー、とか 

その辺、耐性ない方は御用心。




サンフランシスコの劇場の入りはまあまあで

大半の人は笑って鑑賞していました。

たくさん人が死ぬ割にシリアスな場面はほとんどなかったけれど、

最後に怖いシーンがやってきます。


それは サンドラブロックのやりすぎた顔!

いくらなんでもツルッとしすぎだろ!😀


おそらくブラピもなんらかはやっているでしょうが、

それなりにシワもシミも感じます。

ですが、サンドラ姐さん、昨日生まれて来たみたいな顔で出てきたの。

もちろん、昨日生まれて来た訳じゃないし、明らかにツッパていて、

違和感しかない、背景に出て来た五重塔と同じ、

もしかしてCGか?

それくらい観客を不安にする顔。


この作品を最後に無期休業に入るサンドラ姐さん。

綺麗でありたいのはわかるけど、

この顔で作品に出たら、周りが色々言わない訳ないじゃない。

だから休むのかなーなんて勘ぐっちゃいました。


勿体無いほどのちょい役で、実はチャニング・テイタムも出演。

サンドラと共演した 今年作 The Lost Cityにブラピが助演したことで、

今度はサンドラとチャニングのお返し出演なのかも。





伊坂幸太郎の『マリアビートル』が原作で

日本を舞台に描いたこのBullet Train 、

あくまでもハリウッドが

日本って、こうであって欲しいんだ!な世界観。

海外から、求められているものを再確認できます。


今年の5月に私は2年ぶりに東京に一時帰国しました。

再開発されたテナントビルの

カジュアルな飲食店に、純粋な日本というより

『ブレードランナー』で描かれていたような

ネオアジアな作りを多く見ました。







かつては映画の中で描かれている日本を見て、

『あんなの日本じゃない、中国や東南アジアがごっちゃになっている!』と

憤慨したものですが、

今や、海外が何を日本に求めているのかをマーケティングした上で

これからはネオアジアを戦術的に

謳っていこうとしているような気がしました。


↓本編で見られる日本の繁華街映像、相変わらず 謎漢字、意味不明の看板多し。ブラピは日本に来てないなー。



そんなことも含めて、楽しめた作品です、

日本は9月1日公開だって!




監督 デビット リーチ

原作 伊坂幸太郎

出演 ブラット・ピット 真田広之 マイケル・シャノン アンドリュー小路


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